
動画マンのお仕事・・・?絵を動かす人が動画マンかな?



間違ってはいないな。原画マンの絵や作画監督の修正を元に動かしたり線を仕上げたりする役割だ



それって、かなり大事な仕事じゃない!?そのまま動画マンの絵がTVに出るってことでしょ?



そうだな、動き方から絵のニュアンスも捉えないといけないから結構神経を使うことになるぞ
原画が詰まったカット袋を貰います
カット袋の中にはタイムシートと原画や作画監督修正が入っています。
黄色や水色の薄い動画用紙は作画監督修正です。
タイムシートとは
1カットの原画・動画・セリフ・カメラワークの情報が詰まった大事なシート。
最終的に撮影やさんが映像フィルムにする時まで使うものです。
動画マンは、作画監督サマや原画マンが書いた情報を元に動画を作ります。
1カットとは
画面が切り替わって、次の切り替わりまでを1カット。
1カットごとに原画や動画は作られていきます。
こんな感じのタイムシートが動画マンに渡されます。
点で打ってあるのが原画の間に必要な動画。
だいたい1秒24コマで、2コマ~3コマに1枚入ってます。
すでに原画マンによって書き込まれてた情報を元に動画番号を書いていきます。
必要な枚数や動画ナンバーが確認できます。
恐ろしくなめらかなアニメーションは1コマ1枚書いています。ディズニーとか。劇場版のカッコイイシーンとか。
原画をなぞり、放送用の線に仕上げる
まず原画と同じ絵を動画用紙にトレスします。
トレスといっても、そのまま放送に載る線。原画のニュアンスが崩れたり、カットごとに線が違っては、違和感のある安心して見れないアニメになってしまいます
どんなロングな髪の毛でも、途切れずしっかり統一した線幅で、原画のイメージと寸分違わず、とても丁寧になぞります。
線幅の調整がしやすく描きやすいためシャーペンでなく鉛筆で作画しています。
この説明図では単純な絵だけど、実際のアニメは細かく綺麗なもの多いですよね。
クリンナップというのですが、放送に直に影響するので動画マンの練習はまずひたすらこれを覚えます。
動画を作成
原画を元に枚数分動画を作ります。
下書きをして、ペラペラと動かし問題なければ、原画同様クリンナップ。
簡単な動画だと下書き省いて割ることもあります。
カットに必要な枚数分できれば終了です。
次の工程、仕上げ屋さんに送り、パソコンに取り込み彩色等してもらいます。
この一連の作業が動画マンのお仕事です。新人さんなら間に先輩のチェックも入ります。

